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先日、学校公開があった。そこで、スクールカウンセラーに話しがあると言われた。息子が読み書きが苦手なので専門機関に相談して、家でサポートしたほうが良いということだった。

一学期にも、スクールカウンセラーから、書くのが他の子に比べて苦手だから取り出すか、放課後に特別に指導しても良いか、というようなことを訊かれた。そのときは、息子が嫌だと言ったので様子を見ることにした。これまで幼稚園で鉛筆を持つようなことや字を書くようなことをしていなかったので、他の子に比べて上げ底がないだけで、そのうち書けるようになるかもしれないと思ったのもあった。

このとき息子がディスレクシアではないかと疑った。

でも、2学期が過ぎて3学期になり、ひらがなや漢字の読み書きができるようになったので、もしかしたら違うのかもと思ったりもした。でもやっぱり、字が下手だし、読むのもたどたどしかった。

だから、先日の学校公開で、スクールカウンセラーから話しがあると言われたときは、内容の想像はついたし、実際にその通りだった。

曰く、今はまだ他の子との差はそれほど表面化しないが、2年生、3年生と高学年になるにつれ、読む量、書く量が増え、差が顕著になる。また、授業について行けなくなり本人がしんどくなる。その前に、しかるべき機関に相談し、診断を受けて、家で息子に合ったサポートをできるようにした方が良いとのことだった。

読み書きが苦手なのはもうしょうがない。現時点で原因も治るかも不明。だからこればっかりはしょうがない。人にはそれぞれ得手不得手がある。それが息子の場合は読み書きだった。確かに読み書きは他の子よりできない。でも、ほかに良いところがあることを知っているので、そこまで深刻にならずにいる。

親ができることは、他の子と差が現れて本人がしんどくなる前に、しんどくならないよう準備することだ。人間には得意なことと苦手なことがある。そこを割り切って上手く障害と付き合った上で、苦にならないこと、好きなことをのばして行けば良い。

そんなわけで、今度、スクールカウンセラーに紹介されたところに相談しようと思う。

最期に、スクールカウンセラーは、息子は苦手なりに一生懸命読み書きに取り組んでいると言っていた。授業なんてほとんど読み書きだ。大変だと思う。それでも、毎日、宿題をやって、学校に行くことを楽しみにしている息子を素直にすごいと思う。